精神的にキツくなる治療家の特徴
今回のテーマは「精神的にキツくなる治療家の特徴」についてお話していきます。
コンサルティングをしているとこのような相談をよく受けます
・治療効果が出なくてどんどん自信がなくなってきました・・
・その場で治療効果が出せなくてリピートが取れないのです・・
・毎回治らない患者様に入るのが怖いんです
同じような悩みを持ってる先生は多いのではないでしょうか?
私自身も開業した当初は同じような悩みを抱えていましたし、理学療法士時代も同様です。
このような壁に当たる先生には「共通した特徴」があるのです。この特徴を以下にまとめていきます。
特徴その1 技術不足だという思い込み
精神的にキツくなってしまう原因を、ほとんどのセラプストは「自分の技術不足」と思い込んでしまってます。
その解決策として「技術セミナー」にいきまくって自信をつけようとしているのです。
もちろん下手くそずぎは問題ですので技術へ投資をするべきでしょう。しかし、技術をそこそこ勉強している先生は「技術」が問題であるケースは稀なのです。
多くの治療家を見てきていますが技術をつけることで、この悩みが解決することは非常に稀なのです。
特徴その2 症状緩和までのロードマップがない
患者様がどのような過程で身体が改善していくのかを理解して、それをわかりやすく伝えることはできていますか?
実はここが一番重要であり、症状緩和を促したりリピート率向上の鍵となります。
では質問です。
「患者様がよくなるために必要なものは何ですか?」
この答えで
・自分の技術
・問診力
・伝え方
など「自分自身の要素」しか出てこない治療家は要注意です。
私がもっとも大事にしていることは
「患者様に責任を持たせる」
これを意識しています。
「主体性」という言葉を知ってますか?知らない方は【7つの習慣】を是非読んでください。
症状が改善しにくい患者様の特徴を分析していくと「治らないことに対して、他人を責める」共通点があります。
具体例を出すと、腰痛で2回ほど通って自主トレをしても症状が緩和しない方がいたとします。その際にその患者様がどのようなリアクションをするのかを観察します。以下の2パターンを比べて見てください
パターン1
「先生に言われた自主トレやっているのによくならないんだけど・・本当によくなるの?他のトレーングとかない??」
パターン2
「先生に言われた自主トレやったんですが中々効果が出ないです。やり方が間違っているかもしれないので1度チェックしてもらえますか?」
パーターン1とパーターン2では何が違うかというと、よくならない責任を「セラピウスト」か「自分」にしている点です。
どちらがよくなると思います。
無論パターン2です。パターン1の方は「ここの先生もダメだった」と行ってまた治療院探しの旅に出るでしょう。
ストレスの少ない施術をするためには・・
今の体の痛みや不調を作り出したのは「誰」なのかをまずはしっかりと知ってもらいましょう。それは紛れもなく「本人」なのですから「自分自身」が変わらなければ改善は難しいでしょう。
これを意識するだけでも「治さなければいけない!!」ってうプレッシャーは少しは緩和されるハズです。
治療家で精神的にキツくなる方は「真面目」なんです。それは素晴らしいことですが、時には「逃げる」ことも覚えると今の職業が長続きするのではないでしょうか?